同窓会活動

2023年度 武蔵高等学校同窓会 幹事会報告

新型コロナ感染拡大のため3年間開催できなかった、対面での幹事会を4月21日にちよだプラットフォームスクウェアで行いました。
30期から97期まで、65名の幹事と同窓会役員が参加し、活発な意見交換がなされました。

2023年度幹事会

1.総会議決案件の説明と了承

 会長、幹事長、各委員会委員長などから下記の総会付議案件の説明と意見交換を行い、すべての案件を総会に付議することが了承されました。

(1)2022年度活動報告の承認に関する件

落会長からの概況報告に続き各委員会の委員長等より活動報告がなされた。

(2)2022年度収支決算の承認に関する件

小池幹事長から決算報告と財産目録の報告があり、続いて三澤監査役から監査結果の報告がなされた。

(3)会則改正の件

幹事長から委員長等の定年を70歳から役員と同様に75歳に引き上げる改正について理由を含めて説明がなされた。

(4)役員改選の件

2023年度の総会選任の役員候補(森会長、福岡副会長、小池監査役、石川監査役)の紹介と新体制の説明のあと、落会長より候補者選任の経緯について説明があった。

(5)2023年度活動計画の議決に関する件

新会長候補の森氏より2023年度の活動方針が紹介され、その後、各委員会委員長等より各委員会の活動計画の説明がなされた。
「母校お花見の会」と「懇親会・新会員歓迎会」を2024年3月に行うことが検討されており、学園職員でもある緒方氏から、今年と同様50周年記念ホールを利用するのであれば、2024年3月24日(日)しか空いていないとの情報提供があった。
また、U50同窓会活動のビジョンについて質問があり、新型コロナ前の幹事会で50歳未満の若い世代の声は大先輩と同じ席では受け入れてもらいづらいという意見が出されたのが発端で、世代格差のない集いで情報発信を活性化しようという試みだったが、新型コロナの影響で現状まだ具体的な成果は得られていないという説明があった。

(6)2023年度収支予算の議決に関する件

2023年度の予算について小池幹事長より説明がなされた。3年に一度の名簿発行を考慮し、3年単位での収支均衡予算となっているとの説明があった。

2.総会報告案件の説明

続いて総会報告案件の説明があり、了承されました。  

(1)武蔵高等学校同窓会個人情報保護規程を制定

幹事長より個人情報保護規程を新たに制定するに至った説明がなされ、内野法務委員会委員長より補足の説明があった。

(2)「メール通信の規程」の全部を改正し「武蔵高等学校同窓会インターネット通信規程」とする。

幹事長より趣旨と経緯について説明があった。          

(3)名簿発行の今後について

2023年度は従来から計画されている名簿発行の年となる。新入会員への名簿掲載前の説明と許諾を行い従来通りの発行を行うとともに、名簿をめぐる社会情勢を鑑み、今後の名簿発行に関して会員のコンセンサスを形成するための議論を深めるため、総会報告資料として本資料を付して意見集約を図るとの説明がなされた。

2023年度幹事会2

3.名簿発行に関する意見交換

続いて、名簿発行に関する意見交換を行いました。最初に内野法務委員会委員長より、名簿は犯罪絡みの業者間では高値で取引されている実態があり、個人情報保護の観点から、掲載承認の徹底が必要との指摘のあと、個人情報保護に対する意識は世代格差があるので若手会員の方の意見を聞きたいとの提案がありました。

以下に主な意見を紹介します。

  • 名簿発行自体に違和感はあまりないが、最近の名簿悪用による事件の頻発を考えると社会的には名簿発行に否定的な意見が出るのは致し方ないと感じる。
  • デジタル化に乗り切れない世代では名簿を利用した郵送での連絡に名簿情報は必須である。なるべく名簿は継続してもらいたい。
  • 知り合いの選挙支援活動で名簿情報を活用するとともに、メーリングリスト(ML)を利用して応援依頼をしたことがあるが多くの批判を受けた。MLも、インターネット通信規程に準ずることが必要ではないかと感じる。
  • 名簿の処分で困ることがあった。
  • 名簿は有用なものだと思っている。名簿で有用な情報と危険な情報は必ずしも一致しないのではないかと思う。職業分野やお勤め先の情報は就職活動では有用だが、自宅住所はたいして有用ではない。このあたりの検討が安全な名簿発行に役立つのではないか。掲載されていない情報は同窓会事務局に問い合わせるなども考えうるのではないか。
  • 自宅の住所や電話番号などの掲載はリスクが大きいし、要らないと思う。病気に関する相談先やトラブル時に相談する弁護士などの検索に名簿は非常に有用である。
  • 名簿は世代によって使い方は違うかもしれないが、確かに有用なものなので続いてきたのだろう。他方で個人情報保護の観点からは懸念があるのも事実だが、ただちに発行を止めるというのは極端だと思う。同窓会費は名簿代だと思っている人もかなりいるし、3年毎の発行にも不満を漏らす人はいる。名簿が出ないとなれば会費を払わないという議論も出てくるかもしれない。個人情報については強制されるわけではなく、何を載せるかは自分でコントロールできる。私の場合、自宅住所電話番号は載せず、弁護士事務所の情報だけにしている。一番の有用性は同期の消息を把握できることであり、個人的には廃止に舵をとるのではなく、個人情報に十分な注意をはらい、望まない情報は掲載されないという運用で発行したらよいのではと考える。
  • 名簿で同業の状況がよく分かるのは有難い。同窓会DBの情報がしっかり管理され、同窓生への情報提供も管理されているという信頼があることが大切だ。情報の取扱い方を法務委員会でも検討してもらいたい。
  • 在職教員の住所の掲載を止めた時に、苦情はなかった。連絡に自宅住所が必要な場合、事務局に依頼すればラベルを有償で作ってくれる。名簿に法人の重職の方の住所もすべて掲載されているのはリスクが高いと感じている。自宅住所など名簿に掲載しなくても良いものは省くなどして名簿のシンプル化が図れれば、廃棄の問題も片付くかもしれない。廃棄についても事務局に送れば処分してもらえることをもっと徹底的に通知するなどの運用上の改善も必要だ。
  • 名簿には職業情報だけ掲載し、自宅住所などはすべて事務局に問い合わせるとしたら事務局の負担が大きく対応しがたい。問い合わせフォームを作って、期限付き(1週間以内など)で対応するなど工夫できるかもしれないが、即応は無理。
  • 名簿の役割の重要なものの1つとして、武蔵に在籍していたということを証明することがある。過去に1名だけ削除された例がある。どんな掲載方法にするかはいろいろあっても、アイデンティティを残すことだけは守る必要がある。
  • いかなる団体でもコンプライアンスは重要である。個人情報は同窓会活動にのみ使用するという原則に則って情報提供にあったってはよく吟味をして運用する必要がある。必要な規程の整備など迅速に対応していきたい。
2023年度幹事会 以上
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