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12月9日(土)国外研修奨学金・ 海外直接進学奨励金証書 授与式

 2023年12月9日(土)の午後1時より理科・特別教室棟2階の大会議室において、選抜された高2生16名へ短期留学となる国外研修(ドイツ、オーストリア6名、フランス3名、イギリス2名、中国2名、韓国3名の予定)への奨学金と高3生2名へ卒業後の海外大学直接進学(進学先はロンドンなど今後決定)への奨励金の証書授与式が行われた。
 対象生徒ひとり一人への証書授与の後、杉山剛士校長(50期)より、「この拠金はおもに同窓生の寄付によって支えられており、先輩方の熱い想いがこめられている。これを機にぜひ世界に雄飛してもらいたい」旨のスピーチがあった。
 次に森浩生同窓会長(54期)よりあいさつがあり、かつてガンディーが語った“Live as if you were to die tomorrow, Learn as if you were to live forever. (明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい)“ということばを贈った。加えて「一日一日を大事にして常に将来目線でその日を精一杯生きていこう。刹那的ではなく、将来を見すえて自分を鍛え成長させていってもらいたい」と激励した。
続いて吉原俊通母校支援委員長(48期)、桑水流正邦同窓会幹事長(47期)から、将来は母校を支援する側になってほしいとよびかけられた。
 最後に生徒を代表して高3生の鈴木偉心(イシン)くん(98期)より感謝と決意が述べられたが、堂々として淀みの無いスピーチはじつにすばらしく、自身の充実した武蔵の3年間を振り返りつつ、留学後に掲げる研究テーマ「コンパクトシティ」を選んだ契機となった「総合講座」の「フィールドワーク研究会」の紹介と東京の暗渠を探り将来のあり方を提言して「赤尾好夫記念賞」を受賞した旺文社主催の全国学芸サイエンスコンクール入選に至る経緯を披露してくれた。さらに結びとして現在感じる武蔵生が抱える課題と将来への展望を力強く語った。
旧制時代17回継続した外遊制度にかわり、1986年より発足した国外研修制度が武蔵の新たな伝統となり、近年開始されたREDプログラム等の整備もあいまって、さらに充実・発展し続けていることを感じさせられたひとときであった。

母校支援委員長 吉原俊通 48期
国外研修奨学金・
海外直接進学奨励金証書授与式
国外研修奨学金・
海外直接進学奨励金証書授与式 記念写真
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